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こんにちは、ツツミです。
この記事にたどり着いたということは、あなたは自分のいびきに悩んでいるのではないでしょうか。

いびきがうるさくて眠れないのよ。どうにかしてよ!
私も以前、妻にガチ切れされ悩んだ経験があります。
自覚はありました。しょっちゅう自分のいびきで目が覚めていたからです。しかし、いびきの原因はわかりませんでした。
そこで病院で検査を受けた結果、睡眠中1時間に約46回も呼吸が止まっていたと判明。「睡眠時無呼吸症候群」と診断され、いびきの原因も教わりました。
私は青ざめ、医師が提案する治療にわらをも掴む思いで飛びつきました。
すると翌朝、私はアラームが鳴る前にスッキリ目覚め、横には上機嫌の妻の姿が。

おはよう。いびき、まったくかいていなかったよ!
おかげでケンカの種が1つ減りました。
本記事では、一晩で睡眠の質が爆上がりした方法と、体感した5つの効果を紹介します。
いびきでお悩みの方は必見の内容です。ぜひ最後までご覧ください。
いびきを即改善できる装置「CPAP」とは?

一晩で私の睡眠の質が激変した治療法の名はCPAP(シーパップ)療法。正式には「持続陽圧呼吸療法」といいます。
難しく聞こえますが、要は鼻呼吸を促す方法だと思ってください。
あなたがやることは専用のマスクを装着して寝るだけ。
あとはCPAPがホースを介して鼻から気道に空気を送り込み、鼻呼吸を促す仕組みです。

「CPAPによる治療法」
実際にCPAPを装着した状態がこちら。

毎晩、気分だけは映画「トップガン」のトム・クルーズです。

All rights reserved.
CPAP治療最大の強みは「即効性」です。
私は治療初日に効果を体感しました。寝起きの気だるさはなく目覚めはバッチリ。運転中も眠気をもよおす気配がありません。

こんなすがすがしい朝はいつ以来だろう…
あのときの感動は今でも忘れられません。
CPAPを使ってからは睡眠中に呼吸が止まることはほぼなくなり、毎月の診察でも医師から問題なしのお墨付きをいただいています。
CPAP治療で期待できる5つの効果

CPAP治療を受けた結果、私は以下の5つの効果を体感しました。
- いびきと無呼吸が減る
- しっかり疲労回復できる
- 日中に眠気を感じる頻度が減る
- 血圧が下がる
- 合併症を予防できる
順番に詳しく紹介します。
1.いびきと無呼吸が減る
CPAPを使うといびきと無呼吸が減ります。
私の場合、1時間に約46回呼吸が止まっていたのが、CPAP使用後は1時間に約1.3回程度にまで減りました。医師いわく「正常値」とのことです。
いびきは睡眠中に気道が狭まって起こる振動音。無呼吸は睡眠中に気道がふさがり、空気が遮断されて一定時間以上、呼吸が止まる現象です。

気道が狭くなるほど、のどの振動が大きくなる=いびきが大きくなります。
無呼吸状態はのどが振動せず音は止まりますが時間的には一瞬です。結果、周囲には「ひどいいびき」と感じられることがほとんどです。
CPAPを使うと、送り込まれた空気の圧力で気道が確保され、いびきや無呼吸が減ります。

2.しっかり疲労回復できる
CPAP治療を受けると、しっかり疲労回復できます。
気道が確保され、体内に安定して酸素が行き渡るからです。
特に脳の酸欠状態が解消され、目覚めが良くなりスッキリした状態で1日を過ごせます。
3.日中に眠気を感じる頻度が減る
CPAP治療を受けると日中に眠気を感じる機会が減ります。
睡眠でしっかり疲労が取れているからです。
以前の私はポカポカ陽気の日に電車に乗ったらほぼ鉄板でウトウト。豪快ないびきで周囲に迷惑をかけていました。
しかし、CPAP治療で睡眠の質が上がってからは眠気をもよおすことが減り、読書をしたり綺麗なお姉さんに見とれたりと有意義(?)な時間を過ごせています。
4.血圧が下がる
CPAP治療によって睡眠の質が上がると血圧は下がります。
病院に行くと診察前に血圧を測るよう促されますよね。
私もいびき外来を初めて訪ねたとき血圧を測ったのですが、そこで150-100オーバーという今まで見たこともない数値を目の当たりにしました。
それから医師の指示で毎日血圧を測り、血圧手帳に記録を開始。
最初はたまたまだろうと思っていましたが、毎日安定して高血圧値をマークする自分に青ざめました。
しかし、CPAP治療を始めた途端、あっという間に血圧が下がったのです。
最近の数値を血圧の基準値と照らし合わせてみました。


「高血圧治療ガイドライン2019」
「高値血圧」と「Ⅰ度高血圧」の間を行ったり来たりしていますが正常値の日もあり、薬に頼らずここまで改善されたのは睡眠の質が改善された影響が大きいと医師も話しています。
5.合併症を予防できる
CPAP治療はいびきや睡眠時無呼吸症候群の症状改善だけでなく、以下の合併症に対する予防効果もあることが確認されています。
- 脳卒中
- 高血圧
- 心筋梗塞
- 糖尿病
- 不整脈
私もCPAP治療によって血圧が改善されたひとりです。
こうした症状をすでに持っている、不安に感じている人は本来の治療に加え、睡眠の質を高めることをおすすめします。
CPAP治療導入までの流れと費用

ここでは、CPAP治療導入までの流れとかかった費用についてまとめました。
私の体験ベースなので、あなたが訪れる病院と内容が異なる場合があります。
参考程度にご覧いただき、検査や治療を受ける際には方法と費用について必ず確認してください。
1.簡易検査
費用は3,000円少々。
自宅に郵送された検査機器を指先や手首に装着して一晩寝るだけでした。
機器を送り返せば検査終了。着払い伝票が同封されていたので、検査代以外の費用はかかっていません。
2.精密検査
費用は13,000円ほど。
私は簡易検査と同様の方法でやや手の込んだ機器を使って自宅で行いました。
病院によっては1泊の検査入院が必要な場合もありますので、事前に確認することをおすすめします。
また、簡易検査で重症と結果が出た場合、精密検査でも同様の結果が出るケースがほとんどと医師が話していました。
そのような場合、精密検査を飛ばして治療に入った方が費用を節約できるかもしれません。

(だったら簡易検査の段階で言ってくれよ…)
私も心の中でぼやきましたので、もし簡易検査で重症と診断されたら医師に相談してみてください。
3.治療
レンタルの場合、1か月あたりのCPAP治療代は診察料と合わせて4,500円ほどです。1日150円で快適な朝を迎えられる計算です。
機器は郵送で送られてきます。コンセントをつないで装着すればすぐ使えるように設定されていますので、こちらであれこれする必要はありません。
朝起きたらボタンを1プッシュすれば機器は止まり、睡眠中の呼吸データなどが自動で病院に送られます。
レンタルの場合、ホースやマスク、固定するベルトといった消耗品は年1回新品が送られてきますので、最初に紹介した金額以外の負担はほぼ発生しません。
CPAP治療のデメリット
ここまでCPAP治療の良さを紹介してきましたが、残念ながらデメリットもあります。
CPAP治療のデメリット
- 完治する治療法ではない
- 身体に合わない場合がある
- 定期的に医師の診察を受けなければならない
- 機器のメンテナンスが必要
- 費用が高額になる可能性がある
順番に紹介します。
完治する治療法ではない
CPAP治療は対症療法なので、CPAP治療でいびきが完治することはありません。CPAPを使うのをやめたらいびきがひどい状態に即逆戻りです。
私も仕事上、車内で仮眠することがありますが、そのときはいびきをかいているのがわかります。
また、外泊をするときは機器も持ち運び、宿泊先で電源を確保しなければならないなど、やや不便を感じることになります。
しかし、いびきの完治には時間がかかるので、即効性とコスパの良さを持つCPAPは決して悪い選択ではありません。医師が第一選択としてすすめるのが何よりの証拠です。
身体に合わない場合がある
CPAP治療は向き・不向きがあります。
人によっては機器を装着して寝ることに息苦しさを感じる、寝つきが悪くなることがあり、慣れるまで継続が必要です。
しかし、一定期間使っても慣れない場合は他の方法を探さなければなりません。その場合は医師に相談することをおすすめします。
定期的に医師の診察を受けなければならない
CPAP治療を保険適用で受けるには、毎月医師の診察を受けなければなりません。
診察内容は毎日の使用状況や睡眠状態を確認し、必要に応じて空気圧の設定を変えたりする程度なので、問題がなければほんの数分で終わります。
その数分のために毎月病院まで足を運ばなければならないと考えるのは正直面倒ですが、通院を怠ると保険適用を受けられなくなる場合があるので注意してください。
最近はオンライン診療を実施している病院もあります。使えると便利なので、治療を開始する前に確認することをおすすめします。
機器のメンテナンスが必要
CPAP機器を正常に使うには日々のメンテナンスが必要です。
主な内容はマスクやホース、バンドの洗浄です。特にマスクとホースは汚れやカビを防ぐために毎日洗浄することをおすすめします。
費用が高額になる可能性がある
いびき対策をCPAPだけで行うとなると一生続けなければならず、費用が高額になる可能性があります。
厚生労働省の「簡易生命表」によると2023年における男性の平均寿命は81.09歳。現在51歳の私に当てはめるとあと30年生きる計算ですから、
4,500円×12か月×30年=162万円
ぼちぼちの中古車が買えそうな金額が必要です。
一度に高額な負担はかかりませんが、長い目で見るとかなりのお金を使う点は頭に入れておく必要があります。
まとめ|いびきが気になったらまずは一度病院へ
いびきがひどいと感じたら病院で検査を受けることをおすすめします。
理由は以下の3つです。
- いびきがひどい時点で睡眠の質はかなり悪いから
- どのくらい睡眠の質が悪いかは自分で判断がつきにくいから
- いびきの原因は多岐にわたり、対策は人によって異なるから
検査で客観的に判断してもらい、あなたに合った対策を取ることが大事です。
さまざまな治療法の中で、多くの人に効果があり、かつ即効性が高いのがCPAPの強みです。
睡眠は毎日欠かせないものなので、効果がすぐ現れるのは私たち悩める人にとって非常に助かります。医師がCPAPを最初に提案するのもこの点によるところが大きいです。
一方でCPAPではいびきを治せません。悪く言えばその場しのぎの治療法です。
しかし、睡眠の質は身体にあらゆる影響を及ぼすので、その場しのぎでも改善すると生活は好転します。
CPAPで睡眠の質を保ちながら自分に合った根本的な治療を探し、快適に過ごせる毎日を手に入れましょう。